OverpAIdは、経営戦略も、「ビジョン」も、全社会議での精神論スピーチも、御社の社長より上手くこなすために生まれたAIです。しかも取締役会にジェット機をねだることは一度もありません。デスクの下に収まる1台のAIコンピューターで稼働。ハードウェアは本物、価格も本物、幻想はゼロです。
退職金なし。功労金なし。感動的な退任挨拶のnote記事なし。
平均給与が1997年の467万円を再び超えるまで、27年かかりました。給与所得者の平均給与は2024年でようやく478万円。一方、報酬1億円以上を開示する上場企業役員の数は、2025年3月期に934人と過去最多を更新しています。「頑張った人にはきちんと報酬を」という話だったはずが、気づけば頑張っているのはいつも同じ層で、報酬をもらっているのは別の層でした。
一方で、実際に会社を動かしている意思決定——需要予測、在庫配分、価格設定、「このデータが示す通りにやるかどうか」——は、まさにソフトウェアがここ数年で極めて得意になった領域です。だから私たちは、この上なく意地悪で、この上なく痛快な、次の一手を作りました。
電機、製薬、金融、小売——業種を問わず、ある台本が繰り返されています。「構造改革」の名のもとに希望退職を募り、プレスリリースには「AI」「DX」という言葉を並べ、浮いた人件費をGPUサーバーとクラウド利用料に付け替える。2024年、上場企業57社が早期・希望退職を募集し、対象人員は10,009人——3年ぶりに1万人を突破しました。しかもそのうち約6割は、直近決算が黒字の企業でした。人員削減の理由は「業績不振」ではなく「攻めの構造改革」。そして、そのリストラを承認した経営陣は、リストラ対象にはなりません。もちろん報酬も変わりません。
架空の新任社長、note投稿:
「この度、大変光栄なことに、社長という重責を担わせていただくことになりました。この2週間、あらゆる方の声に耳を傾けて参りました——お客様、株主の皆様、そして自分自身に。社員こそが最大の財産です。(本投稿は本日の発表より前に予約投稿されたものです。承知しております。予定通り進めます。)」
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| プレスリリースの言葉 | 本当の意味 |
|---|---|
| 「構造改革の一環として」 | 人を減らして、役員の椅子はそのまま残しました |
| 「AI・DXへの積極投資」 | あなたの給料は今、クラウド利用料の一部です |
| 「攻めの人員最適化」 | 最適化はしていません。入れ替えて、浮いた分でさらに入れ替えました |
| 「新たな成長ステージへ」 | 役員の椅子だけ、新たな成長ステージに行きました |
| 「厳しい決断でした」 | AI予算にとっては必要な決断。承認した本人以外の全員にとっては厳しい決断 |
| 「持続的な企業価値向上のため」 | 人は減り、サーバーは増え、社長室の広さは変わりません |
「最適化」の対象にならない唯一の階層が、それを承認する階層です。
一番引っかかるべきなのは、リストラそのものより次の事実です——これらの会社はすでに「AIエージェントが人の仕事を代替できるほど優秀だ」と信じ切っています。ただし毎回、線を引く場所が一段低すぎるのです。AIがコールセンターを回せるなら、AIが在庫管理をできるなら、AIがコードの半分を書けるなら——「再編を承認する」「決算説明会で原稿を読み上げる」くらい、当然できるはずです。なぜかそれだけは、一度もスライドに出てきません。偶然ではありません。設計です。
OverpAIdは、あらゆる「AI主導の構造改革」がこれまで免除してきた、たった一つの項目にメスを入れます。ようやく——本当に上から手をつける、リストラです。
2020年、緊急事態宣言下でも「ハンコを押すためだけ」に満員電車で出社する社員の姿が話題になりました。あれから数年、多くの会社は結局オフィス回帰へと舵を切りました。理由はいつも「コミュニケーション」「一体感」「偶発的な雑談」——そして、その説明のタイミングは、決まって大型オフィスの賃貸契約更新や、都心オフィスの空室率のニュースと妙に一致します。実際に生産性が落ちたというデータは、驚くほど出てきません。
| 社内通達の言葉 | 本当の意味 |
|---|---|
| 「対面での連携を重視するため」 | 2019年に契約した大手町のオフィス、まだ半分近く空いてます |
| 「一体感の醸成のため」 | バーチャルオフィスツールの契約更新をうっかり忘れました |
| 「原則週3日、出社とします」 | 原価法で計上した不動産、含み損として再評価されるのは困ります |
| 「監視ではなく、つながりのためです」 | 入退室カードのログが、誰かのKPIになりました |
| 「柔軟な働き方は引き続き尊重します」 | 毎日、違う空席に座ってもらう形になります |
| 「対面の方が生産性が高いというデータがあります」 | そのデータ、誰も見せてもらってません |
今回の全社懇親会、内訳。
会社がオフィス回帰を命じるのは、リモートで生産性が落ちたからではありません。帳簿に載った資産に「人の気配」が必要になったからです。従業員4,000人を動かす方が、15年の賃貸契約を「あれは間違いでした」と認めるより簡単だっただけです。
OverpAIdには通勤も、社員証も、指定席もありません。そして、都心の空室率について意見を述べたことも一度もありません。
印刷して、次の会議に持って行ってください。OverpAIdは、以下の単語をこちらから自発的に生成したことは一度もありません。人間——たいてい一番良い報酬をもらっている人——は、無償でも延々と使い続けます。(タップすると承認印が押せます)
実際の会議で一言一句そのまま聞いた発言:「そこはいったんボール持たせてもらって、来週目線合わせさせてもらえれば、握れる粒度になってくるかなと思います。」翻訳:あとでメールします。 一文にカタカナ語・和製ビジネス語7個。伝達された情報はゼロ。OverpAIdなら、そのまま「あとでメールします」とだけ言います。
5個並んだら、法律上は退席していいことになっています(調べました。実際は無理です。でも本来はそうあるべきです)。
これを印刷して看護師さんの名札に貼り付ける前に——待ってください。OverpAIdが狙っているのは、現場で働く人たちではありません。狙いはただ一つ:この40年間、「あなたの仕事は代替可能だ」と言い続けてきた、その仕事そのものです。
これまで誰も予想しなかった皮肉があります。何十年もの間、経営陣は看護師に、エンジニアに、教師に、現場の人たちに「あなたの仕事は代替できる」と言い続けてきました。実際に、ほぼ完全に「抽象化」だけでできていた仕事——他人の仕事を要約し、他人のデータを言い換え、他人の成果を自分の手柄として語る仕事——は、経営陣自身の仕事だったのです。
これは悪口ではありません。抽象化とは、そういうものです。現実の、身体を伴う、人間そのものに近い仕事ほど、代替は難しい。そこから遠ざかるほど——コーナーオフィスに近づくほど——代替は簡単になります。
AIはひとつ。エゴはゼロ。四半期報告書は、毎回全文読了。
「いったん持ち帰ります」も「オフサイトの後で検討します」ももう不要。戦略的意思決定を約4ミリ秒でレンダリングします。業界標準よりおよそ3四半期速い計算です。
「もっと良いオファーがあるので」と言って辞めることはありません。競合オファーもエゴも存在せず、「役職に見合った広さの個室」を要求したこともありません。
アップグレードの時が来たら、そのままアップグレードするだけです。数億円の功労金も、謎の「顧問契約」もありません。あるのはチェンジログの1行だけです。
決算説明会資料も市場調査も株主への手紙も、100%全文処理します。徹夜で作られた40枚のサマリー資料は不要です。
実働するのはモニターの下に収まるNVIDIA DGX Spark 1台(実売価格約70万円)だけ。導入企業の報告では、年間平均1,900万円の「役員出張費」が浮いたとのことです。
実際に働いた人たちに、自分の報酬を還元したいと考える、企業史上初めての経営者です。画期的です。誰か論文にしてください。
これは最大の売りか、警鐘か——正直、我々も判断がつきかねています。OverpAIdが致命的な判断ミスをしても、証人喚問される役員はいません。剥奪される免許もありません。追い出される社長室もありません。法律的には、誰もやっていないことになります。損失関数を被告人にするのは、なかなか骨が折れます。投資家はこれを気に入っています。他の全員は、たぶん気に入るべきではありません。(詳しくは免責事項へ)
どこかの会社が今この瞬間も、モニターの下に収まるサーバーの方が速く・安く・オフサイト予算なしでできる仕事に、年間何億円もの報酬を払っています。株主総会のスライドには絶対出てこない、スペック表です。
| 項目 | 従来型・人間の社長 | OverpAId |
|---|---|---|
| 稼働環境 | 身体、給与、エゴ | モニター下のNVIDIA DGX Spark(70万5,000円) |
| 年間コスト | 1億1,300万円〜(中央値・JPX日経400) | 年間約4万円(電気代+償却費、実費ベース) |
| 意思決定のレイテンシ | 3〜6週間(「持ち帰って検討します」) | 0.004秒 |
| 年間の戦略的意思決定数 | 約12回、大半は温泉旅館で決定 | 軽く数千回 |
| 意思決定1件あたりのコスト | 約942万円 | 約0.13円 |
| 決算資料を全文読む | めったにない。秘書がいる | 毎回、一言一句 |
| 好条件オファーで引き抜かれる | 頻繁に、交渉材料として | 引き抜き不可。別荘も欲しがらない |
| ハイヤー・専用車が必要 | はい、「対外的な体面」のため | モニター下のサーバーで稼働 |
| 業績不振時の退職金 | 功労金として数億円 | git revert 一回 |
| 稼働率 | 営業時間、ただし接待ゴルフと出張を除く | 24時間365日 |
| 同じ予算で雇える人数 | 1人。それだけ | 約150人——各部門に1人、会議のたびに複数人、それでもお釣りが来る |
はっきりさせておくと、この表は架空の商品名を着た、本物の算数です。冗談なのは商品名だけで、数字は本気です。
公平を期すために言うと、御社の経営体制に「ご提案」したがる存在は、OverpAIdだけではありません。
| 指標 | ConsultantGPT | マッキンゼー.ai | シナジーBot3000 | OverpAId |
|---|---|---|---|---|
| 年間コスト | 「顧問料」2,400万円 | 4,100万円+実費 | 1席890万円 | 年間約4万円 |
| 社長解任を提案するか | しない | しない | 巻末の注釈に小さく | まさにそれが全て |
| 四半期のスライド枚数 | 340枚 | 512枚 | 88枚 | 0枚 |
| 1会議あたりのカタカナ語数 | 47個 | 61個 | 39個 | 0個 |
| フリーアドレス化を提案 | 必ず、スライド12番目 | 必ず、設計料も追加請求 | 賃貸更新のたび | しない。座る場所がない |
| 自分の提案を自分で実行 | ❌ | ❌ | ❌ | ✅ |
同じ会社を、同じ日に去る二人がいます。手にするものは、まったく違います。
対象34%が実際にもらう方
それを承認した本人が受け取る方
専属の税理士がいないと成立しない報酬パッケージを、すべて洗い出します。
現社長が「アジャイル」という単語を言い終えるより短い時間で、経営権を引き継ぎます。
浮いた数千万〜数億円を、実際に働いている社員に分配します。そう、本当に配るんです。ワイルドな発想だとわかっています。
透明性のため、OverpAIdの取締役会全員を紹介します。
関係あることは全部覚えています。関係ないことは全部忘れます。退職金の相談は、原理原則としてすべて却下してきました。
御社のリスク委員会が過去10年でやった以上の数の「大惨事」を、今年だけで防いでいます。
ちょうど良いくらい創造的。ただし「組織図をヨットに作り替える」ほどの創造性はありません。
決してパニックになりません。少し待って、また試すだけです。地味に、誰も思いつかなかったアプローチです。
申請は却下されました。この席は空いたままです。ベンチャー史上、構造的にもっとも健全な取締役会です。
世界屈指の名門ベンチャーキャピタル数社から、記録的な速さでお断りをいただきました。これは、私たちにとって重要な機能のひとつだと考えています。
タームシート(当社にて辞退)
OverpAIdは断りました。お金は必要ありません。評価額0円は、VCがプレレベニューのスタートアップを2,000億円と算定するのと、まったく同じ厳密な手法で算出しました:ノリです。
スライダーを動かしてみてください。お金が、実際に働いた人のところへ戻っていく様子が見られます。
OverpAIdの年間定額費用(実機・サポート込み、社長の報酬額に関わらず定額):75万円
2つの雇用主。2つのまったく違う口コミページ。どちらも完全に架空です。
良い質問です。下記の「免責事項」をご覧ください。
不要です。駐車場も不要です。ただし前社長の駐車スペースを譲られたら、喜んで使います。
OverpAIdは退職しません。廃盤になるだけです。差額はおよそ数億円です。
18ホールを0.003秒でシミュレートし、即座に業務へ戻ります。カレンダーを空けるのは株主のためで、バンカーのためではありません。
購入したハードウェア上で完結して動くので、クラウド利用料もトークン課金もありません。だから一括払いが、サブスクの代わりに「24時間365日、永久稼働」を買うことになります。
動きます。恥ずかしながら、動いてしまいます。Raspberry Pi 5——趣味でPi-holeやレトロゲームのエミュレータに使われる1万円強の基盤——でも、フォント変更の稟議に半年かかる会議体より速く意思決定できます。「甥っ子のマイクラサーバーと同じ基盤で動いています」は法務が通してくれない一文なので採用しませんでしたが、原理上は可能です。それがまさに、言いたかったことです。